ドイツ車と日本車はボディ鋼板の硬さが異質です。日本車は柔らかく、ドイツ車は非常に硬いです。
右側面をスリスリと擦ったお怪我でしたが、リヤドアは鈑金するより交換した方が綺麗に仕上がる状態でした。
しか~し! リヤドア部品代のお値段がなんと185.900円(*_*;
M様と修理費用の違いなどをお話してRドアは交換せず鈑金塗装修理することになりました。
リヤドア鋼板の硬さは予想通りで形を戻すまでに時間がかかりましたが、なんとか形になりました。
写真は鈑金修理を終え、サフェーサー(下地塗装)を塗装した状態です。サフェーサーは塗装面の肌を綺麗にする効果と、錆の発生を防止する効果と、塗装後にパテが塗料を吸ってしまうのを防止する効果があります。
エアスプレーガンで塗料を吹付ていきます。高いエアー圧で吹き付けるのでエアスプレーガン周辺には塗装面に向かって空気の流れが出来ます。空中にゴミやホコリが浮いていると塗装面に向かう空気の流れに乗って塗装面に付着します。なので塗装作業には塗装ブースが必須です。
自分の着ている服にゴミやホコリが付着していると空気の流れで塗装面に付着するので、塗装時には帯電防止ペイントスーツを着用します。
塗装した後、塗装面のお肌を整えます。アウディは特に塗装表面が鏡のようにツルツルお肌なので、3種類のコンパウンドとバフを使ってツルツルお肌に整えます。
リヤドアの仕上がりは覚悟してくださいとお伝えしていたのでM様も少しドキドキだったと思いますが、予想以上の仕上がりだったようで 当方も安心しました。
今回の修理費用は103.000円でした。
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